あなたの知らないアロハシャツの歴史-アロハシャツのキモノ起源説は本当か?

アロハシャツはハワイに渡った日本人が着ていたキモノをばらしてシャツに仕立てたものが起源だという説があります。私は何かのクイズ番組でこの話を耳にしたことがあり、またもっともらしい話なのでそうなんだろうなぁと思っていました。

が、最近読んだアロハシャツに関する本、その名も『ヴィンテージアロハシャツ』にて、それに対する疑問が書かれていて、その内容がとても興味深かったので今回はこれについて書くことにします。

キモノ起源説は本当か

上の本で著者の角田潤さんはハワイでいろんな人に話を聞いて『キモノ起源説』について長い間検証していたそうです。
確かに日系人が着古して擦り切れたアロハシャツを再利用してシャツに仕立てたとしても不思議ではありません。ただ、当時の1930年台に、日系人の成人男性はオフィスで働く場合は白いシャツを、農場で働く場合はデニム地のシャツを着るのが一般的でした。彼らの多くは貧しい生活をしており、そんな彼らがキモノ生地を使った派手なアロハシャツを着ることには大きな抵抗があったのでは?というのが彼の考えです。

それを裏付けるのが、キモノの生地から作ったシャツを着た日系人が移っている当時の写真が一枚も見つかってないということです。
当時に、新聞社や地元の人により撮られた日系人の写真はたくさん残っているのですが、その中にキモノ柄のシャツを着た日系人の写真が一枚も見つけることはできなかったそうです。

ハワイの服飾の歴史を調べる研究者も長年にわたって行った多くの日系一世からの聞き取り調査でそのような話を聞いたことがないこと、実際に作ってきていたという現物をみたことがないこと、写真も見たことがないことなどから『キモノ起源説』には否定的だったということです。

確かに写真にないから、現物がないからといって可能性がないわけではありません。がキモノ起源説を決定づける証拠たるものは見つかっていないというのが現状のようです。

とはいえ日本とアロハシャツには深い関係がある

詳しくはアロハシャツの歴史 -誕生からデザインの変遷まで-を見てもらうとして、初期のアロハシャツには和柄が多くみられたことや、その生地が日本製だったことなどなど、アロハシャツと日系人に大きな関わりがあることは間違いありません。
最初の起源がどうであれ、日本人がアロハシャツの発展に寄与してきたことは疑いもない事実です。

では、アロハシャツの起源なんやねん?と皆さん思いますよね。これについても書こうかなと思ったのですがこれ以上は著者の方にも悪いので本を買っていただければと思います。

アマゾンでは中古しか販売ありませんでしたが、出版社のえい出版のHPでは新品を買うことができそうだったのでリンク張っときます。
この本アロハシャツの歴史からデザイン、素材やプリント方法などありとあらゆるアロハシャツについての情報が満載でアロハシャツ好きな方には非常におすすめです。ぜひ。

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アロハシャツの本については下記事で詳しく紹介しているので興味ある方はどうぞ。

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