ヴィンテージアロハシャツの価値ってなに?

ヴィンテージのアロハシャツの価値ってなんなんでしょう。

こうやってアロハシャツのブログを書いている私が言うと怒られそうですが、個人的にはヴィンテージのアロハシャツにはあまり興味がありません。

(ヴィンテージアロハシャツファンの方怒らないでください。後で理由を説明します。)

今日はヴィンテージアロハシャツとは何かどうして価値が高いのか?なんで私はヴィンテージアロハシャツに興味がないのかについて書いてみます。

ヴィンテージアロハシャツの多くは1940~1950年代に作られたもの

そもそも今ヴィンテージと呼ばれているアロハシャツの多くは1940~1950年代に作られたものって知ってますか?

 

この時代はアロハシャツの黄金時代でした。それはアメリカからの観光客が急増し、そのお土産としての需要があったので大量に売れたからです。

きっとこの時代にハワイに来る人はお金持ちが多かったでしょうから、多少高くてもいいものであれば売れたんじゃないでしょうか。

実際このころのアロハシャツはたくさんの色で染められた今ではなかなか作れない貴重なアロハシャツが多いです。

 

しかしその後アロハシャツの人気は陰りを見せ始めます。

1955年ごろからのアイビールックの流行もあり、1960年台にはレインスプーナーの裏地使い(リバースプリント)のアロハシャツのような落ち着いたデザインが人気になってきます。

そしてハワイ土産としての派手なアロハシャツは人気がなくなっていきました。

 

それが1970年台になると、サーファーやアーティストたちが1940~1950年代のアロハシャツを古着として再び着るようになったようです。

当時にはないデザイン性のある個性的なアロハシャツが新鮮だったんではないでしょうか。

最初は安かった古着のアロハシャツですが、彼ら(コレクターたち)がヴィンテージアロハシャツの魅力に気づくのにさほど時間はかかりませんでした。

その結果1980-1990年台にはあっという間に価格が跳ね上がり、古くて価値のあるヴィンテージのアロハシャツが生まれたというわけです。

どうして1940~1950年代のアロハシャツの価値が高いか?

理由①デザインが優れている

当時が最もアロハシャツが人気のあった時期なのは上で述べた通りです。需要があるときには各社競い合うのでデザインの優れたものが多く発売されます。

アロハシャツの本を読んでると本当に美しい当時のアロハシャツが見れます。

理由②レーヨン素材を使っている

当時のアロハシャツの価値が高い理由の一つはレーヨン素材を使っていることです。

レーヨンは独特のドレープ感があって、発色もいいのが特徴です。ただレーヨンは1940-1950年代のものにレーヨン素材のものが多く、それ以降はより扱いやすい綿やポリエステルのものが多くなっていきます。(レーヨンは洗濯するとしわしわになってアイロンが必須ですが綿だとアイロン不要ですね)

レーヨン素材のアロハシャツはザ・アロハシャツというテロンとした素材感と、鮮やかな色が人気です。

理由③抜染であること

アロハシャツのプリント技法の一つに抜染という方法があります。

抜染というのは下地染めをした生地の模様の部分から抜染剤という色を抜く薬品で地色を抜き、その部分に染料で他の色を付ける方法です。

(抜染剤と染料は混ぜて使うので脱色と着色を同時に行う)

レーヨンの抜染は1950年前後の時代に流行したもので、その後はオーバープリントによるアロハシャツが一般的になります。

抜染では色を抜くので、色と色の間にハレーションと呼ばれる白い線が入ります。これにより色がよりくっきり見えます。

抜染されたアロハシャツはその技法からいわゆるアロハシャツらしい柄、デザインになり人気です。

抜染された柄

なんで私はヴィンテージアロハシャツに興味がないのか

実は最近のアロハシャツは上で書いたようなレーヨン製x抜染のもの多いんですよ。

1980年台、1980年台にはすでになかったレーヨン製x抜染も現在ではアロハシャツ好きなメーカーが作ってるんです。

サンサーフやコナベイハワイのものはほぼそうで、過去のアロハシャツの有名柄をレプリカで、時には現代的なデザインにリニューアルして発売しています。

ヴィンテージと同じ素材と染め方で、デザインも復刻であれば新品のほうがいいですよね。

今ヴィンテージアロハシャツを買う理由があるとすれば、現在では手に入らないような柄のものを買うくらいじゃないでしょうか?

今のところ個人的にはいろんなレプリカが発売されて満足です。

最後に

ヴィンテージアロハシャツに興味がないという記事でしたが、ヴィンテージ好きな方どうぞ気を悪くしないで下さい。

ヴィンテージアロハシャツの中には今にはない非常に貴重なプリントがされたものや奇抜なで美しいデザインがあることはもちろん知っています。

ただ私にとってはそれは本やネット上でみるだけで充分で、今着れる新品のほうが興味があるというだけです。

 

ヴィンテージアロハシャツの件で一つ思ったのはヴィンテージアロハシャツ同様に、以前流行していて今は人気がないものも、何十年か経ったらまたプレミアがつくのかもしれません。

以前聞いたことがあるのが、古い日本の家電(昔の家電って花柄とか柄ついてますよね)が一部コレクターに人気だという話です。

今のレプリカアロハシャツも将来プレミアつく時代があるかもしれませんね。